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ワインならワイン、バーボンならバーボン、ジンならジンと普段はシンプルに飲む事が多い俺だが、たまに無性にフレッシュフルーツのフローズンが飲みたくなる事がある。
そんな時に必ず訪れるのがこのPink Sands Beach Cafeである。
なんとここはフローズン・カクテルとデザート専門のCafeなのだ。とにかくここのピニャコラーダと言うパイナップルベースのフローズンの美味さと言ったら言葉の説明を遥かに超えたところにあるのだ。

バハマの海の家をイメージして施された内装は全てオーナーのはるちゃんの手によるものだ。
イエローとブルーでまとめられた空間にココナッツで出来たハイテーブルが並ぶ。
タイル貼りの小さなカウンターの向こうのオープンキッチンにはハンドラブされたス テンレス製の器具が見え隠れする。黄色いスピーカーのラジカセから流れるキューバン・ミュージックがなおさら海の家を彷彿させる。
「ここはもう一年中夏でイットきますねん。」
はるちゃんが微笑みながらグラスを磨いている。

まず1杯目は必ずピニャコラーダだ。
複雑かつウルトラ・スムースなこのカクテルの数多くの秘密のひとつはバハマにしかないラムベースのリキュール、Nassau Royalだろう。さすがにこれの入手には苦労したと言う。
ヴァニラのエッセンスが見事にラムと溶け合って、ココナッツ・リキュールと共に、パイナップルの旨みを全面的にアシストするのだ。とにかく一度飲んで見て欲しい。
パイナップルから連想できる究極の美味さがそこにある。口に含んだ瞬間に驚きにも似た恍惚感が訪れるだろう。

このCafeのもうひとつの目玉はデザートだ。
デザート担当のテリーが日替わりで各種デザートを仕込んでケースに並べている。カクテルの合間のデザートもまたオツなものである。
自慢のブレンドのカリビアン・コーヒーで作られたコーヒー・ゼリーなどはピニャコラーダに合わせるにはピッタリかも知れない。リキュールで香り付けられたクリーム・ソースが優しくも逞しいカリビアンなコーヒー豆の刺激をソフトに包み込む。
天国での食事はこう言うものなのかも知れない。

実はこのPink Sands Beach Cafe、真昼間の11時から開いているのだ。
昼下がりの隙間にこっそりカクテルを仕込みたいときなど、まさにオアシスのごとく感じる瞬間がある。もちろんチリ・ドッグをカリビアン・コーヒーで流し込んでランチにしてしまうのもいいだろう。
南小学校の北東の角を少し北に上がったところだ。
機会を作って是非ともチェックしてもらいたい。

Pink Sands Beachはバハマに実在するビーチである。
当然このCafeでも同名のオリジナル・フローズンがある。うっとりするような淡いピンクに思わず見惚れてしまう。
「ホントにビーチが一面、こんな色してるんですよ。」
微笑んでいるはるちゃんの眼差しは、遥か彼方のバハマの海を見つめているようだった。


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