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![]() ホントにSoulBossaTrioときたら最近は年に1回ぐらいしかLiveをしない。前回が昨年4月のBlueNoteだったわけだから、実に1年4ヶ月ぶりのLiveである。 ましてやオリジナル・メンバーのトシ松本が脱退してしまったので、今回は新生SBTと言う事になるのだ。とは言え多忙のサポート・メンバーは当日しかスケジュールが合わず、当日リハの当日移動と言う超強行スケジュールが組まれたのである。 長野での演奏を終え、前日東京入りした俺はKANKAWAと共にMikeSternのツアー中のDennisChambersを訪ねた。 彼は翌日の移動が早いと言う事で早々に引き上げたので、俺も少し休もうかと思っていたのだが、KANKAWAが火を噴いてしまった。 俺のホーム・バーTEMPSで矢継ぎ早に新しいアイデアをまくし立て、またそのアイデアがいずれも素晴らしいものだったので、ついつい時の経つのも忘れてしまい、店を後にしたのは充分に日が昇ってからであった。 東麻布にある集合場所であるSBTのスタジオへシャワーを浴びて7時過ぎに到着した。 この日のLiveのサンプラーへの仕込みを徹夜で終えた松本浩一がソファで仮眠をとっていた。いざメンバーを乗せたワゴンはとにかく葉山の近くまでは行っておこうと、金沢八景に程近いリハーサル・スタジオを目指した。移動中はそれこそ馬鹿話でもしていなければ持たない状況ではあったが、この馬鹿話も勢いが付いて来ると少しは元気が戻ってくるものである。 スタジオに着いてこの日もさわやかな則竹裕之と共に初顔合わせも多いメンバーでリハーサルは進められた。 今回は演奏時間も短い事もあって、リハーサルは順調に行った。 葉山まではあと一息のところではあるが、渋滞が怖いので早めに移動する事になった。ヨットマリーナでの演奏と言う事は聞いていたが、磯の香りに包まれて、整然と並べられた無数のヨットに囲まれた会場の情景は壮観としか言いようの無いものであった。 楽屋に案内され弁当を缶ビールで流し込むと得も言えぬ睡魔が襲ってくる、一眠りするには短く、また馬鹿話を続けるには長過ぎる、チュ〜〜〜ト半端な時間をなんとか乗り越えサウンドチェックに向かった。 このイベントはmsnがサポートしている事もあって、ストリームで生中継されると言う。会場にも大型スクリーンが設置され、サウンドチェックの模様が大きく映し出されていた。 本番の直前になってからSBTのスペシャルゲストとして出演する事になっていたBlackBottomのKooが厚木でのインストア・ライヴを終え、滑り込みで到着した。 夕べから考えて非常に長い1日となっているこの日のハイライトと言うべきステージの時間がようやくやってきた。 演奏時間は確かに短かったが、この短い時間に海のVibeを十分に計算し尽くしたGonzalezの選曲とアレンジは見事だった。 やはり彼はステージの中央で踊っていてくれなければならない。スマイリー小原を彷彿させる彼の高度成長期的VibeがもたらすPeace度はOne&Onlyである。 中村善郎とAnnSallyによるボサノバも素晴らしかった。Kooのプレーにも男前ぶりが上がっていた。なんで1年に1回しかしないのかもったいなくて仕方がなかった。 海風の湿り気と磯の香りの余韻に包まれながら、俺はKooと振り出しの六本木に戻り、Chineseで遅めのディナーをとった。 それから再びホームバーへ向かったのだが、さすがにこの日は更にHangOutするPowerは残っていなかった。 |
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![]() 去年に続いて長野の"ジャズ イン チトセ"に参加した。 全国でJazzFesは数多くあれど、多分ここが一番手造り感覚に満ち溢れているだろう。駅前商店会が主催するこのイベントは、長野駅に程近いチトセ公園と言うそんなに広くも無い普通のエリアに仮説ステージを設けて行われる。この公園を取り囲むように数多くの夜店が軒を並べ、それこそJazzファンに限らずありとあらゆる人たちが集うという、無料イベントならではの醍醐味がここにはあるのだ。 楽屋も裏の公民館の2階の大広間、そしてその1階は炊き出し部隊のかもし出す食欲をそそるにおいで満たされている。おおよそ21世紀のイベントと言うには程遠い感覚が俺はたまらなく好きなのだ。 3日間行われるこのイベントの初日は"ロコ・ナイト"と称され、その名のとおり、ローカル・バンドが主役だ。 出演はバンドのみならずダンサー・チームも登場する。舞台転換の間も退屈する事はないのだ。去年と同じように前ノリした俺は次の日に出演する是ちゃん(是方博邦)、藤井康一、田中倫明らと共に地元の連中に混ざって何曲か演奏した。客席は酒の勢いもあってか、カナリ柔らかい。柔らかさを通り越して喧嘩が起こったりしてるのも一昔前を彷彿させて微笑ましい。その喧嘩をしてるのが普通のJazzFesではお目にかかることの無いオヤジだからなおさら魅力的なのである。 後日談だがこのもめてたオヤジはその後も勢いがおさまらず、市役所の窓ガラスを割って逮捕されたと言う。長野の人々は熱いのである。 打ち上げはいつものようにこのイベントのプロデューサーでもある唐沢さんの経営する焼肉屋で行われた。 これぐらいの時間になると次の日に出演する古沢良治郎、梅津和時らも合流して前夜祭はピークを迎えることになる。 翌日は地元の連中に案内されて蕎麦を食べに行った。若干酒の残っている身体をビールで呼び起こしつつ、長野の隣、上田で採れた辛味の効いた大根オロシで食べる本場信州の蕎麦は見事に細胞レベルで覚醒させてくれる。 こう言うシチュエイションで蕎麦を食べると本当にこの植物は強いPowerを持っているのだなと言う事を痛感させてくれる。 ほろ酔い気分で会場に向かい、いよいよこの日のリハーサルだ。是ちゃん、建ちゃん(中村建治)、長谷川浩二との4人によるセッションだ。 長谷川くんとは今回初めてだ。アルフィーのドラマーというだけあって、さすがにお付きの女性陣の数は半端じゃない。公開リハーサルの間も彼の一挙一動をカメラに収める彼女達のパワーに感心してしまった。初共演とは言え、こ気味いい長谷川くんのドラミングはとても心地いいものだった。何のストレスも感じる事無く本番に向かった。 さすがに本番ともなればパワーは倍増される。リハの時以上のスリルが展開されるのだ。 長谷川くんのプレーは俺が普段やっているドラマーとはやはり一味違う。俺の中にある何か別のエネルギーを呼び起こしてくれるようだった。とても新鮮な気分で出来たのは自分でも意外だった。 続く藤井くんを中心にしたBluesSessionでは後半は是ちゃんも加わり、ボーカルまで披露し、最後は2バンド組んずほずれつの状態に突入した。 この頃にもなるとダンス・チーム用に空けられていたステージ前のスペースにも人がなだれ込み、チトセ公園は興奮のるつぼと化すのだ。実際の広さの数倍のエネルギーを感じるこのカオスはこのイベントのもう一つの魅力でもある。 年に1回のこのイベントが、時代がどうなろうと普通に続いていく事を、俺は心から祈っているのだ。 |
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